仕事が好きになる 韓国ドラマ「ミセン-未生-」キャストと感想
こんにちは! RINです。
今回は2014年に韓国で物凄く話題になった『ミセン -未生-』を視聴しました!
韓国ドラマってキュンキュンまたはどろどろの恋愛ドラマのイメージが強い方も多いかと思いますが、このドラマは恋愛要素ほぼゼロ!大企業で働く社員たちの働く姿や思考、成長に焦点を当てたヒューマンドラマです。
一度学生の時に見たことはあったのですが、社会人になって見てみるとぜんぜん違って見えて、自分も社会で働いているからこそわかる部分とか、心の葛藤とか一緒に主人公と成長している気分になりました。
そんなドラマ『ミセン-未生-』の感想を綴っていきます!
ドラマ情報
韓国語表記:미생
韓国放送:2014年10月17日~2014年12月20日
全20話/最高視聴率 8.24%
BS朝日 HP:韓国ドラマ「ミセン -未生-」 | BS朝日
KnTV公式HP:미생 | 대표이미지
受賞歴
Korea Drama Award2015 作品賞
第51回 百想芸術大賞
2015年 ケーブルテレビ放送大賞 大賞
2014年 コンテンツパワー指数 第2位
キャスト
イム・シワン /임시완(チャン・グレ役)
イ・ソンミン/ 이성민 (オ・サンシク役)
カン・ソラ / 강소라 (アン・ヨンイ役)
カン・ハヌル/ 강하늘 (チャン・ベッキ役)
ビョン・ヨハン/변요한(ハン・ソンユル役)
あらすじ
幼い頃から棋士を目指していたチャン・グレだったが、父の他界を機にその道をあきらめ、大学にも行けず、26歳になってもバイトにあけくれていた。しかし、母のつてで大手総合商社のインターンに。満足な会社員経験も学歴もないグレはコピーの取り方すらわからず、遅れをとっていたが、同期とチームを組んでのプレゼン発表で合格点をもらい、なんとか2年間の契約社員として入社し、営業3課に配属される。囲碁で培った洞察力を生かして仕事でも微力ながらも課の役に立つようになり、次第に営業3課のオ課長やキム代理に認められ、課にはチームワークが生まれつつあった。
一方、グレの同期入社の紅一点、アン・ヨンイは優秀な人材だったが、入社後配属された資源課では、男性上司から疎まれまともな仕事を与えられずにいた。
★RIN的評価★
ストーリー ★★★★★
本当に新しい視点のドラマ。もう何年も前のドラマですが2回目の視聴は確実に学生時代よりも楽しめて見れました。新社会人は主人公チャン・グレの気持ちで、中間管理職のような立場の人はドンシクの気持ち、そして部長クラスの方はオ・サンシクの気持ちで、、というように、このドラマは社会経験を積めば積むほど、新しい感覚で見れるドラマではないのかな、と思います。
どの立場の人間も様々な感情の中で決断して、行動していく。会社や社会の流れに、がむしゃらについていこうと踏ん張る全員の姿をしっかりと映していて、登場人物全員の幸せを願わずにはいられないです。みんなの努力報われてくれ~ってすごく思いますし、理不尽な上司は消え去ってくれ~って一緒にイライラしたりします。
でもドラマの中だけじゃなくて、人の目を気にして生きなきゃならないのも、自分の進みたい道と会社の方針の違いに悩まされるのも、家族に支えられる自分も、作品の中に散りばめられている要素すべてが私たちが実際に生きているこの世界で十分にあり得ることで。見ていてすっと惹きこまれる作品でした!
ときめき☆☆☆☆☆
はい。ときめきはゼロです、ゼロ。
このちゃんとしたラブラインがない感じがむしろとてもいいです。ド直球でヒューマンドラマ で勝負したところが他のドラマと差別化されているところだと思います。
なので新感覚なドラマをお探しの方におすすめです!
個性あふれる登場人物
この作品はメインの主人公だけに焦点を当てるのではなく、同期や同じ営業3チームのメンバーひとりひとりに注目していて、それぞれの生き方が表現されています。
チャン・グレ(イム・シワン)
死ぬほど必死に努力すれば
僕にもできるだろうか。。。?
まずは主人公のチャン・グレ。
彼は同期の中でただ一人の契約社員です。インターンの期間は同期たちにコネ入社だと嫌がらせを受けたりしますが、自分のこれまでの人生が他人より劣っているから仕方がないのだと受け入れ、どんな小さなことでも誰よりも真剣に取り組みます。
真面目で謙虚で努力家。応援したくなる主人公ですね。経歴もなにもなくて劣等感を常に抱えている彼ですが、過去には棋士になる夢に向かい励んでいました。頭の回転や記憶力もとてもよく、才能と努力の両方を持ち合わせたような人間です。
チャン・グレを見ていると、自分もまだまだ頑張ろう。何かに必死になってみようと思わされます。
オ・サンシク(イ・ソンミン)
考えすぎると悪い結果を招くっていうからな。
ピンときたら進むんだ!
営業3チームの課長です。大企業である会社の意向と自分の信念との間で苦しみながらサラリーマンをしている3児の父。
頭が良くものすごく人を見ていて、会社の流れや出世への良くに流されることなく自分の意思をもって仕事をしています。この人をみていると「仕事って楽しいものなんだ」「目的をもって仕事するって充実していていいなあ」という気持ちになります。自然とめちゃくちゃ仕事したくなります。
厳しく人に接することもありますが、ほんとはとても優しくてチャングレを認めて才能を見出してくれる人です。こんな人と仕事ができたら幸せですよね。
キム・ドンシク(キム・デミョン)
僕はオ課長について行きます。
営業3チームのキム代理です。いわゆる中間管理職。
中間管理職が最も大変なポジションだという声も聞きますが、同時に最も大切なポジションだと思うんです。オ・サンシクとコネ入社のチャン・グレ。この二人をフォローしながら繋ぐドンシクがいなければ営業3チームは成り立ちません。本当にいい役柄!
チャン・グレの先輩であり、指導者であり、そして一番の理解者でいてくれようとしてくれます。若いながらにチャン・グレの努力も見守っていてくれて、一緒に馬鹿なことをしたり、うまくいかないときは一緒に悲しみ怒ってくれる素敵な上司です。
自分の仕事に対する誇りを持っていて、オ課長との信頼関係があつい!そしてドンシクの同期はチャン・グレの同期の癖のある先輩たちと同期になるわけですが、中間管理職世代のちょっとしたお話も個性が溢れていて見どころの一つでした!
アン・ヨンイ(カン・ソラ)
先輩、踏んでみてください。
そうしたところで、足が痛いだけですよ。
ほぼ男性ばかりの会社で、美人で仕事のできる唯一女性の新入社員アン・ヨンイ。ヨンイは自分が女性であるということに苦しんで生きてきました。男性よりも仕事ができて、心も強くて。そんなヨンイは、女性であるってだけで除け者にされてしまったり仕事を横取りされたりしてしまいます。男だったらよかった。そんなことを感じてしまうんですよね。
私も共感できる部分もあり、やっぱり女性ってどの世界でも生きにくい部分があると思っていて。男性よりも時間的制限も多いのかなって思ったり。変えられないものに苦しみ自分の在り方を探していく姿にとても勇気づけられました。
チャン・ベッキ(カン・ハヌル)
チャン・グレ
君は僕が信じて生きてきた定義とは違います。
私が好きな俳優さん、カン・ハヌル演じるチャン・ベッキは理性的で真面目、仕事ができるエリートです。でもぐんぐん成長していくチャン・グレと自分を比較して落ち込んだり会社に対して物足りなさを感じてしまいます。
厳しい先輩と距離を図りながら少しずつ仕事との向き合い方を学んでいくベッキ。希望部署に配属されませんでしたが、間違っていることや仕事に対する心構えで不足している部分をきちんと指摘してくれる先輩に出会い一緒に仕事できたことはベッキを大きく成長させてくれます。
少しずつ距離が近づいていくイケメン先輩とのやり取りがほっこりします^^
ハン・ソンユル(ピョン・ヨハン)
会社が好きです。仕事も好きですし。
もちろん女性も好きですよ。
チャン・グレの同期の中で一番人間的な人物がソンユルじゃないかな、と思います。一番おちゃらけているように見えて、情報通で仕事には真面目で実はめちゃくちゃいいやつ。まあ、お調子者なんですけどね。ソンユルがこのドラマのリズムをつけているというか、スパイスになっていると思います。
そんなソンユルも先輩に恵まれず順調な会社生活を送れなくなるんですが、、『状況が変わると髪型もかわる』という韓国ドラマの特徴をうまく利用しているシーンがあって、ソンユルの気持ちの変化をわかりやすく表していてここも見どころです!
まとめ
「ミセン-未生-」。
社会問題になる問題や社会の生きにくさを作品の中に取り入れていて、他のドラマとは一味も二味も違う作品でした。
自分の生き方についても考えさせられるし、いろいろなタイプの人間の人生を覗ける、そんなドラマです!どの世代の方にもおすすめできるヒューマンドラマ。勉強になります!
韓国の漫画が原作のドラマなので、ぜひ漫画の方も見てみたいです。
でも次はときめき系を見たい気分。
以上、『ミセン-未生-』の感想でした!!